令和4年6月18日の第108回経営倶楽部は、「『世界はつながっている』~ウクライナ・ロシア、そして日本~」と題し、講師に熊田 あつし 先生をお招きして開催させて頂きました。
参加された皆様の感想をまとめましたので、ご覧ください。
第108回アンケート集計結果
テーマ:「『世界はつながっている』~ウクライナ・ロシア、そして日本~」
開催:令和4年6月18日
講師:熊田 あつし 先生
参加者:42名
1.今回の経営倶楽部について (1)講演はいかがでしたか。 (1)大変参考になった。(2)まあまあ参考になった。(3)あまり参考にならなかった。 |
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回答数 28名 (1) 23名 (2) 4名 (3) 1名 | |
(2)参加されてどのようなことに気がつかれましたか。 また、今後に役立つとお考えになったのはどの部分でしたか。 |
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No 1 |
熊田先生の冷静な判断力に感服。これを政治に活かせる場への早い復帰を祈っています。 |
2 | “ウクライナの歴史”の資料を帰ってじっくり読みます。ロシア、ヨーロッパの歴史を全然知らなかったが光行さんの説明でどうしてこうなったのか納得した。”ロシアによる国際法違反の侵略”であることは間違いないのですが歴史を知らないと平和的外交(=したたかな外交)の糸口はつかめないと思います。 |
3 | 多数のシナリオがあって結局はわからないという点。 |
4 | 「米国の動きがウクライナ=ロシア戦争を助長したらしい」という点。深堀する必要があると思った。 |
5 | 林光行事務所の企画能力に敬意を表します。 |
6 | 様々な視点のお話があり、ウクライナやロシアの歴史も学べ、活発な議論が交わされ、大変勉強になりました。「今後我々がどうするべきか」という話が最も大事だと思いました。 |
7 | 始めはロシアが悪いと思ってメディアの報道を見ていましたがだんだん(?)と思うようになりました。今日のお話で理解できました。 |
8 | 「ロシア側の視点」を生の声で聴くことができた部分。情報の取捨選択をするにしても情報源が限られていると判断が偏ることは日々痛感していたので。 |
9 | メディア以外の様々な視点からの意見をお聞きできた点がよかったです。 |
10 | 戦争はいったん始めると2か月、3か月では終われない。起こさないためには外交力をつけることが必要。特に政府の人たちにはしっかり考えて行動してほしい。 |
11 | 大きな視野に立って普段見聞きする情報について整理していくことが大切だなと思いました。 |
12 | 今回の戦争の一因に「石油利権」があるとのこと |
13 | 一個人としてまた国家としても足元を見つめて決意する必要を感じました。米国からの独立(一言でいえば…) |
14 | プーチンが悪で、西側が正義だとものごと片方から見ていたら本質が理解できていないということに気づかされました。 |
15 | 戦争は急に起きたわけではないことがよくわかりました。ロシア国旗の意味:白(白ロシア=ベラルーシ・高貴と率直)、青(小ロシア=ウクライナ・名誉と純潔)、赤(大ロシア=ロシア民族・愛と勇気)。ウクライナは日本での京都。第二次大戦・ナチス占領による死者がソ連は2千万人以上。非常におびえているということ。世界の軍事費は米8007憶ドル、露659億ドル(米国の12分の1)、軍事大国とは言えない。クリミア半島は元々ロシア領。1954年ウクライナに移管。大多数がロシア語を話す。カラー革命は旧共産圏の民主化運動と言われているが共通するのは石油埋蔵量の多い国、米CIA、ジョージソロスの関与を言われている。 |
16 | ロシアの国旗の色が白:ベラルーシ 青:ウクライナ 赤:ロシアを表すこと。ロシア人のウクライナに対する感覚。戦争が長引く理由と兵器産業との関係 |
17 | 政治的なテーマの取り扱いの難しさ。今回の戦争の考え方 |
18 | ウクライナとロシアとそれぞれの目線で考えること。ロシア人と接してきた熊田さんの体験談。渡辺さんのジャーナリストとしての視点がとても面白かったです。 |
19 | 自分がいかに世界に興味なく過ごしてきたか気づいた。ロシア人の外面と内面の違い。大きな体で冷徹な印象を持っていたが一旦心を開くと人情に厚い。今の戦争はロシア対ウクライナではなく実はロシア対アメリカなのではないか。 |
20 | 物事にはその時にみえているものだけではなく、その背景が色々あるということ。 |
21 | ・戦争にいたるまでには、様々な国の思惑や、過去の出来事で残ったしこり等が絡まりあっていて、単純な要因で一足飛びに戦争になったわけではない。「世界はつながっている」というのを改めて実感。 |
22 | 報道などを見ているとどうしても「ロシア=悪、ウクライナ=正」というイメージになってしまっていた。自分では今までに考えたことがない話などもあり、ニュースや新聞だけでは分からない色々な人の意見を聞くことができてよかった。 |
23 | ロシアの歴史を全く知らなかったので国旗の色の意味やウクライナに対する感覚、戦争が起きた背景を知ることができた良い機会でした。 |
(3)今回の「経営倶楽部」でよくわからなかったのはどのような点ですか。 | |
1 | 私たちはどうするべきなのか…なかなか意見を出し尽くすことは難しいと思います。(フロアも含め)皆さんの意見はとても面白かったのでもう少し議論したかったです。 |
2 | 最後、プーチンという個人の存在に帰結しそうになったことに会場から異論が出たがその後時間切れでうやむやに…。 |
3 | 戦争終結のシナリオ。戦争をしかけさせたのはアメリカ。根拠は「アメリカはウクライナに軍を出さない」とバイデン大統領が言ったこと。戦いに手の内を明かすことは絶対ないのに明かしたのは別の目的があるだろう。「プーチンさん、戦い始め」と指示しているのと同じである。終結も米国が発言して出来る。仕掛け人は終結までのシナリオを持っている筈。 |
4 | 歴史的なことが全く勉強不足で分かりませんでした。また資料のほうをゆっくり読ませていただきます。 |
5 | 世界の中の日本、それは国なのか地域なのか。世の中は人が流動している。富のあるところに。今後の日本は多様性を受け入れるのだろうか。 |
6 | 結局何も分からないで終わってしまったこと |
7 | ロシアとウクライナがなぜ仲が良くないのかという点。アメリカが黒幕で戦争を続けることがアメリカの利益? |
8 | 個人は人を2~3人殺せば極刑となるのに戦争で何万人殺そうと強姦しようと略奪しようと国家が犯罪にならないのは理解できない。(話題になっていませんが) |
9 | 特にありません。 |
10 | 世界史。 |
11 | 日本が他国によりかからずに生きていくためのエネルギー方式はなにか?(原発?太陽光?潮流?熱?)というお話も、また別の機会に伺いたいと思いました。 |
12 | ロシアの歴史に詳しくないので人名が色々出てきてあまりよく分からなかった。 |
2.今後の「経営倶楽部」にどのようなことを期待されますか。 | |
1 | ウクライナ情勢をうけて日本も軍備を充実せよ(核共同は論外ですが)という議論にはならず、武器を提供して支援するのは終わらせることにならないということにも同感。日本に置き換えて考えるときどうやって戦争にならないようにするかはもちろん武力強化することではなくASEANによる平和的外交をどうやって日本が積極的にしていくかです。アジアの平和をどう構築するか学習したい。 |
2 | 社会の問題を広く深く学びたいです。 |
3 | 私は事業や経営とは無縁の生活をしています。それ以外のテーマを取り上げる機会があればまた参加します。 |
4 | このまま継続して頂ければ参加したい。 |
5 | 大変な時代になってきました。この時代をどのように生きたらよいのか? |
6 | 全体の参加者の層からは難しいのかもしれませんが、全体的な方向性が男性目線になりがちかと感じる部分があります。これからの未来に向かってニュートラルな視点の方向性を期待します。 |
7 | 普段は関係性をなかなかもつことのできない方々と大きなテーマで話す機会を続けてご提供ください。 |
8 | invoice制度をどう向き合えばいいか |
9 | 笑い |
10 | 円はルーブルに対しても負けているとはショックです。日本と世界についての話題をいろいろ知りたいです。 |
11 | 癒し |
12 | ・日本のエネルギー政策(そもそもどれだけ必要なのか?減らせるとしたらなにか?) ・世論を動かす方法(を知ることができれば、自分が動かされているのでは…という検証が常にできるようになるかも。群衆論とか、群集心理とかの話。ケーススタディなども。) |
3.その他、ご意見ご感想などをご自由にどうぞ。 | |
No 1 |
ロシアの国旗の青・白・赤は、ベラルーシ・ウクライナ・ロシアであることを知り兄弟ゲンカ的な愛憎を感じ解決への糸口の難しさを感じた。また、陸続きである大陸と海をへだてた日本の国を護るという意識の差を痛切に感じた。どうすべきかの即決の出口はあってもそれを受け入れる国と国との意見の相違は残念ながら戦いの勝ち敗けでしか解決できないのかもしれない。 |
2 | パネルディスカッション面白かったです。渡辺周さんが明快でマスコミでは聞けないプーチン論、ゼレンスキー論が聞けて良かった。私もゼレンスキーは英雄ではないと思っていました。ウクライナ情勢の映像、マスコミ報道をうけて不安になっている国民が多いなか日本も軍拡し憲法改正しようという流れが作られていることは本当に危険です。今日のお話に勇気をもらいました。 |
3 | 熊田氏がロシアに留学されていたことを知りました。加藤氏がクリル文字やウクライナ語、ロシア語の類似性が大変多いことを知った。渡辺氏の朝日記者時代の活動に関心を持ちました。光行氏が自ら「左」と仰ってそれがジョークに聞こえるくらいだった。 |
4 | ゼレンスキーが悪い、プーチンが悪いという話ではなく「いま私たちがすべきこと」をしっかり考えていきたいですね。(とはいえ、私はプーチンが圧倒的に悪いと思いますが…)今、私がすべきことは、このウクライナ情勢に乗って軍事力・軍事費を増強、増大しようとしている政権を作らせないように1票を投じること。また、本当の平和を構築できる人を一人でも育てるための教育をしっかり行うこと。軍事力ではなく外交力。そして、平和を築く教育力。渡辺周さんの話もよかったです。熊田さん、若い力で安倍率いる悪しき自民党を変えてください。先日、元自民党の重鎮が敵基地攻撃能力(反撃能力)について自民党全会一致で決まったことに危機感を感じておられました。もっともっといろんな意見が出るべきだと… |
5 | ウクライナ、ロシアの戦争に関して日々如実に悲惨な映像を観たのは初めてのように思います。心が痛みます。主婦目線でエネルギー受給不足に伴なう物価高、終戦は何時になるのだろうかと漠然とした不安を持ちながら出席させて頂きました。アメリカ始め各国の歴史、役割等の説明をお受けしました。でも知識不足で只々お勉強の第一歩を進ませて頂いたと思っております。機会を与えて頂きまして有難うございました。 |
6 | 最後の林先生のお話で人間として生きる力をつける教育、本当にその通りだと思いました。ありがとうございました。 |
7 | いつも聞かない別方面からのお話でとても参考になりました。むつかしい話だと思っていたのですが、身近な私事としてとらえこれからも考えていきたいと思いました。 |
8 | 久しぶりに楽しく(?)参加しました。この会は初めてですが、講演というか勉強会というかそういう物に参加して刺激を受けました。ありがとうございました。 |
9 | 世界は複雑できれいごとでは片付かない問題が多くあるということを感じた。 |
10 | 熊田さんが自身のロシア・ウクライナの人々との交流体験を含め地に足がついた話をくださったのが好感が持て落ち着いて話が聞けました。それにしても戦争は始めてはいけないと改めて思いました。でも、戦争で儲かる・儲ける人たちがいてそんな人たちが投資目的で圧倒的な資金力で世界を動かしているかもしれないと思うと気が滅入りますが、世界の大多数の人々は平和を望んでいることを第一にどう考えたらいいのか…、何ができるのかを考えていきたいと思います。 |
11 | 熊田先生、渡辺先生ご多忙の折、わかりやすくお話し頂き誠にありがとうございました。 |
12 | なるほど、「どのように生きていけばよいのか」考えるよい機会になりました。 |
13 | 懇親会でいろいろお話できたので良かったです。 |
14 | 色々な視点でのお話が楽しく感じました。報道されていること以外で起こっている事実や状況を知れてよかったです。 |
15 | 普段の生活ではなかなか聞けないロシアのお話が聞けて、大変勉強になりました。ありがとうございました。昔、明治生まれの祖父が良く言っていた「自国が戦場となった時点で負けだ。」と、いうことを本当にそうだと今改めて思います。あと、挨拶の時に出ていた絵本の題名、正しくは【へいわとせんそう】です。谷川俊太郎さんの作品です。 |
16 | 軍備を増やし、国防力を強化する。敵と戦うために、若者に徴兵制を…等という意見があるが、もしそのような状況になるのであれば、まず行くべきは、(私も含め)シニア世代の大人達ではないでしょうか。ギター片手に明るい声で「戦争を知らないこどもたち」を歌っていた世代。昭和から平成の日本を動かしてきた世代。世界がつながっていて、過去からの出来事が今の状況を作っているのだとすれば、私たちの日々の生活の結果が今の日本であるのは明白です。今の現状の責任は、大人の私たちにあるのですから。自分たちが盾となることを経験せずに、若者に「国を守れ!」と叫ぶなら、そんな国は捨てろと若者たちに私は言いたいです。 |
17 | 資料の中にウクライナとロシアの地図があればより分かりやすかったと思います。 |
18 | 色々な方々のお話を聞く機会がないので自分にはない視点からの意見や体験談を聞くことができてよかったです。これを機にメディアを鵜呑みにするのではなくいろいろな情報から判断したいと思いました。 |
以前の経営倶楽部のアンケートは、「開催テーマ一覧へ」からご覧ください。
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